春のレジャーとして大人気のいちご狩り。
私事ですが、先日甥っ子といちご狩りに行き、食べたいちごの数を競ってきました。
いちご狩りは子どもにとってとても価値のある食育体験でもあります。
普段はスーパーで並んでいる果物も、実際に畑で見て、触れて、味わうことで「食べる」以上の学びにつながります。
この記事では、栄養士の視点から見たいちご狩りの食育的な魅力と、親子で楽しむためのポイント、注意点まで詳しく紹介します。
いちご狩りが食育に向いている理由
食べ物が育つ過程を「体験」できます。
いちご狩りでは、いちごがどんな環境で育っているのかを実際に見ることができます。
白い花が咲き、最初は緑色っぽい実が白色に変わりながら少しずつ実が大きくなり、
赤く熟していく様子は、写真や動画ではなくリアルな体験として子どもの記憶に残ります。
「食べ物は作られているもの」という感覚を、自然に身につけられるのが、いちご狩りならではの食育効果です。
五感を使って学べる食育体験
いちご狩りは、五感をフルに使う体験です。
- 赤くてつやつやした見た目
- 触ったときのやわらかさ
- 甘い香り
- 口に入れたときの酸味と甘み
こうした感覚を通して、「おいしい」「好き」「ちょっと酸っぱい」など、自分の感じ方を言葉にする力も育ちます。
「選ぶ・食べる・感じる」力が育つ
どのいちごを食べるか、自分で選ぶことも大切な学びです。
- 赤いいちご
- 形の違い
- 大きさの違い
「どれにしようかな?」と考える時間そのものが、食への興味や主体性につながります。
たくさん食べたことを自慢したいと、敢えて小さめのいちごを選ぶというのもひとつの主体性であり、いちご狩りは、受け身ではない食育体験ができる貴重な機会です。
また、大人も一緒に楽しんでいる様子は子どもにとっても非常に嬉しい体験となります。
栄養士が解説|いちごの栄養と健康効果
いちごは果物の中でもビタミンCが豊富です。
1日に必要なビタミンCは、いちごでいうとおよそ小粒のもので7〜8粒程度。
ビタミンCは、
- 免疫力を保つ
- 風邪予防
- 肌や粘膜の健康維持
など、成長期の子どもにも大切な栄養素です。
葉酸・食物繊維も含まれる果物
いちごには、ビタミンC以外にも
- 葉酸
- 食物繊維
が含まれています。
葉酸は、細胞の成長や赤血球の形成に関わる栄養素で、
食物繊維は、腸内環境を整える働きがあり、積極的に取りたい栄養素の一つです。
甘いけど低カロリーなおやつ
いちごは甘みがある一方で、比較的カロリーが低い果物です。
たくさん食べればカロリーも高くなってしまいますが、自然な甘さを知ることは、食育としてとても大切なポイントです。
また、果物に多く含まれる「果糖」は冷やすことでより甘味を感じやすくなる特徴がありますので、スーパーなどで購入したいちごはよく冷やしてから食べるのがおすすめです。
栄養士としていちご狩りで気をつけたい注意点
食育体験として最適ないちご狩りですが、気をつけたい点もいくつかあります。
栄養士の視点で3点挙げます。
①食べ過ぎによるお腹トラブル
いちごは食べやすいため、つい食べ過ぎてしまうことがあります。
ビタミンCや水分を多く含む果物を一度にたくさん食べると、お腹がゆるくなることも。
「ゆっくり食べようね」と声をかけ、食べ過ぎを防ぐこともおすすめです。
②練乳の使いすぎに注意
練乳はおいしいですが、砂糖が多く含まれています。
練乳を使い過ぎると単純にカロリーの摂りすぎに繋がりますし、
折角自然の甘味を感じられる機会ですので、
最初はいちごそのままの味を楽しみ、必要に応じて味変程度に少量使うのが理想です。
③気合いを入れ過ぎて空腹で行くのも注意
「たくさん食べるぞ〜!」
とご飯を抜いて行きたくなる気持ちも理解できますが、
朝食を抜いていくと、血糖値が急に上がりやすく、
結果的に体調を崩す原因になることも。
軽く食事をしてから行くと安心です。
子どもと楽しむ!いちご狩りの食育ポイント
年齢別|いちご狩りでの声かけ例
乳児向け
- 「いいにおいするね」
- 「何色かな?」
- 「つぶつぶしてるね」
幼児向け
- 「どれが一番赤いかな?」
- 「今日何個食べた?」
- 「やさしく取ってみよう」
- 「どんな匂いがする?」
- 「花の色は何色?」
- 「白いいちごと赤いいちごの違いは何かな?」
小学生向け
- 「どうして赤くなるんだと思う?」
- 「形が違うね、何が違うかな?」
- 「いちごは実は野菜だって知ってた?」
- 「いちごの種はどこにある?」
このような声掛けをすることで、考える力が育ちます。
声かけ次第で、いちご狩りはただのレジャーから学びの時間に変わります。
疑問に感じたことをまとめておいて、後で一緒に調べるのもおすすめです。
正解を知っている必要はありません。「一緒に考える」ことが大切です。
最終的には魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えてあげましょう。
いちご狩り後もできる食育の続け方
折角なので、いちご狩り後もふりかえりとなる会話があると
食育は続きます。
- 一番大きないちごはどのくらいの大きさだった?
- 何個くらい食べたか覚えてる?
- どんな形があった?
記憶が反復し、会話だけでも立派な食育になります。
いちごを使った簡単レシピ
- いちごヨーグルト:刻んだいちごをヨーグルトに混ぜる
- いちごミルク:ミキサーにいちごと牛乳を入れて混ぜる
- いちごシャーベット:いちご、牛乳、練乳をミキサーにかけ、冷凍する。半冷凍で取り出して数回混ぜる
なるべく材料が少なくても作れるレシピを紹介しました。
体験が「日常の食」につながると、身近に感じて学びが定着しやすくなります。
体験を「学び」に変える工夫
- 絵を描く
- 食育ノートを作成する
- 写真を見返して感想会
体験から日が浅い間にアウトプットすることで、体験がより深まります。
ハンドメイド副業の視点からみたいちご狩り
いちご狩りの時期は
- いちごモチーフアクセサリー
- 親子でお揃いいちご柄ヘアアクセ
- いちご狩り用写真映えアイテム
が季節ものとして売れやすい傾向にあります。
いちごモチーフを身に付けながらのいちご狩りは、
より一層テンションが上がります。
春頃のイメージが強いので12月あたりから準備しておくと
いちごの波に乗れそうですね。
まとめ|いちご狩りは家庭でできる食育の第一歩
いちご狩りは、
食べる・感じる・考えるを同時に体験できる食育の場で、
大人も子どもと同じテンションで一緒に楽しめる食育はかなり貴重です。
特別な教材がなくても、
少しの声かけと意識で、子どもの「食べる力」は育っていきます。
是非いちご狩りの機会があれば、
親子で楽しみながら食育の時間として取り入れてみてください。


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