ジュースは何歳から?身体に悪い?|おすすめ手作りスムージー

何歳から?シリーズ

こんにちは。保育園で管理栄養士として働いていますnaoです。

保護者の方からよくいただく質問のひとつに、

「ジュースは何歳から飲ませてもいいですか?」

「100%ジュースなら身体にいいのでしょうか?」

「毎日飲ませても大丈夫ですか?」

というものがあります。

子どもにとってジュースは特別な飲み物です。甘くて飲みやすく、喜んで飲むお子さんも多いですよね。

しかし、保育園では日常的にジュースを提供することはほとんどありません。

それは「ジュースが悪いから」ではなく、子どもの味覚や食習慣を育てる大切な時期だからです。

今回は、保育園で子どもたちの食事に関わる管理栄養士の立場から、ジュースとの上手な付き合い方についてお話しします。

ジュースは何歳から?

結論から言いますと、一般的には1歳を過ぎてから、少量ずつ飲むことがおすすめです。

5〜6ヶ月から飲める市販のジュースも販売されていますが、母乳やミルク、水、お茶などで十分な水分補給ができるため、1歳未満の赤ちゃんには基本的に必要ありません。

保育園でも水分補給は麦茶や水が基本です。

実際に子どもたちを見ていると、大人が思う以上に麦茶をよく飲みます。

「うちの子はお茶を飲まないんです」というご相談をいただくこともありますが、ご家庭でジュースを飲む機会が多い場合、甘い味に慣れてしまっていることもあります。

味覚が育つ幼児期だからこそ、まずは水やお茶に親しむ習慣を大切にしたいですね。

ジュースは身体に悪いの?

「身体に悪い」と決めつける必要はありません。

大切なのは、どのくらいの頻度で、どのように飲むかです。

甘くて美味しいジュースは子どもたちから大人気ですが、飲み過ぎには注意が必要です。

糖分の摂りすぎにつながりやすい

ジュースには想像以上に糖分が含まれています。

100%果汁ジュースも例外ではありません。

果物をそのまま食べる場合は噛むことで満足感が得られますが、ジュースは短時間でたくさん飲めてしまうため、糖分を摂りすぎやすくなります。

保育園のおやつでは、果物そのものを提供することがあります。

りんごやみかん、バナナなどを食べることで、ビタミン、ミネラルの補給ができますし、

月齢や年齢に合わせた切り方で提供することで「噛む力」や「満足感」も育てることもできます。

虫歯のリスクが高くなる

保護者の方から、

「寝る前にジュースを欲しがるんです」

というご相談を受けることがあります。

ジュースに含まれる糖分は虫歯菌のエサになります。

特に長時間かけて飲んだり、寝る前に飲んだりする習慣は虫歯のリスクを高める可能性があります。

ジュースを飲む場合は時間を決めて楽しみ、飲んだ後は水やお茶を飲む習慣をつけるとよいでしょう。

食事が進まなくなることも・・・

保育園で保護者面談をしていると、

「ご飯をあまり食べないんです」

というお悩みを聞くことがあります。

詳しくお話を伺うと、食事前や食間にジュースを飲んでいるケースも少なくありません。

逆に「ジュースを減らしたらご飯をよく食べるようになった」というお声をいただくこともあります。

ジュースでお腹が満たされると、食事から摂りたい栄養が不足してしまいます。

子どもの成長に必要なたんぱく質や鉄分、カルシウムなどは、毎日の食事から摂ることが基本ですので、ジュースはたまにのご褒美や食後のお楽しみ程度がいいかもしれません。

小さな習慣の積み重ねが、子どもの健やかな成長につながっていくのだと日々感じます。

100%ジュースなら安心?

「100%ジュースなら身体によさそう」

というイメージを持つ方も多いと思います。

確かにビタミンなどの栄養素は含まれています。

しかし、果物そのものとは違います。

果物には食物繊維が含まれており、よく噛むことで満腹感も得られます。

一方でジュースは飲みやすく、短時間で糖分を摂取できます。

保育園でも果物を提供するときは、できるだけそのままの形で食べることを大切にしています。

保育園でのバナナの提供方法一例

保育園では以下のような形で提供しています。

園や子どもの発達によりますので参考までに、、、

  • 5〜6か月:ペースト
  • 7〜8か月:3〜5ミリ角カット
  • 9〜11か月:7〜10ミリ角カット&スティックでかじりとりの練習
  • 12〜18か月:スティック状

離乳食の間はフォークで穴を開けたり、レンジで温めると食べやすくなります。

離乳食以降は、バナナ1本を大体1/4〜1/3等分にカットした後、

  • 1歳:皮をむいて縦に十字にカット→皮をむいて縦半分カット
  • 2歳:皮付き縦半分カット→皮に切れ目を入れてそのまま
  • 3歳以上:皮に切れ目が入った状態から自分で皮をむいて食べる

指の動きが上達してくると皮の切れ目がなくても自分で皮をむいて食べられるようになります。

保育園管理栄養士がおすすめするスムージー

「どうしてもジュースがいい!」

という子どもがいましたら、ジュースの代わりとしておすすめしたいのがスムージーです。

スムージーは果物だけでなく野菜や乳製品も一緒に摂ることができ、食物繊維も比較的残りやすいというメリットがあります。

ただし、果物ばかりをたくさん入れると糖分が多くなるため、野菜を組み合わせることがポイントです。

果物はよく熟れたものを使用すると砂糖を足さなくても十分な甘みがあり、美味しく作れます!

バナナとほうれん草のスムージー

【材料】

  • バナナ 1本
  • ほうれん草 30g
  • 牛乳または豆乳 200ml

バナナの自然な甘みで飲みやすく、野菜が苦手なお子さんにもおすすめです。

いちごヨーグルトスムージー

【材料】

  • いちご 100g
  • プレーンヨーグルト 100g
  • 牛乳 100ml

カルシウムやたんぱく質も補えるため、おやつにもぴったりです。

りんごと小松菜のスムージー

【材料】

  • りんご 1/2個
  • 小松菜 30g
  • 豆乳または水 150ml

小松菜の栄養とりんごの甘みを同時に楽しめる一杯です。

保育園で大切にしていること

保育園では、「ジュースを飲ませないこと」が目的ではありません。

子どもたちが水やお茶を自然に飲める環境をつくることを大切にしています。

外遊びの後や給食の時間になると、子どもたちは麦茶をゴクゴク飲みます。

特別なことをしているわけではなく、毎日の積み重ねです。

幼児期の食習慣は、その後の健康にもつながります。

だからこそ、甘い飲み物を否定するのではなく、「特別な楽しみ」として上手に取り入れることが大切だと感じています。

まとめ

ジュースは1歳を過ぎてから少量楽しむことができますが、糖分の摂りすぎや虫歯、食事への影響には注意が必要です。

保育園でも日常の水分補給は水や麦茶を基本とし、果物はできるだけそのまま食べることを大切にしています。

ジュースは悪者ではありません。

ただ、毎日の習慣にするのではなく、時々の楽しみとして取り入れることがおすすめです。

お子さんの味覚や食習慣が育つ大切な時期だからこそ、ご家庭でも飲み物との付き合い方を見直してみてはいかがでしょうか。

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